川瀬敏夫(1932-2020)は芦別市に生まれ、北海道学芸大学釧路分校(現・北海道教育大学釧路校)を卒業後、釧路市内の小中学校で約40年美術教員として勤めながら、絵画の制作を続けました。画業の中でも、1960年頃から約30年間取り組んだ《人たち》は、画家の代名詞ともいえるシリーズで、日々の生活や、社会の一員としての葛藤を人間ドラマや群像表現で追及しています。

本展では、川瀬作品の初期から後期にいたるまでの《人たち》の変遷をたどります。社会の在り方がめまぐるしく変化する現在、一度立ち止まって「人たち」、そして人が作り出す社会を見直す機会になれば幸いです。

経歴

芦別市生まれ。北海道学芸大学釧路分校(現・北海道教育大学釧路校)美術科を卒業後、釧路市内の小中学校で約40年にわたり美術教員を務める。1962年にノワール同人会(のちにのノワール美術協会)を設立。1966年に全道展会員となる。2020年11月11日札幌において新型コロナウィルスの感染症により死去。

開催概要

展覧会名:川瀬敏夫展 −人たち−

会期:2022年11月19日(土)ー12月18日(日)

開館時間:10:00-17:00

休館日:毎週月曜日

会場:釧路市立美術館ギャラリーB

観覧料:一般140円 大学生以下及び釧路市内在住の65歳以上は無料
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けた方及び付き添いの方は無料

主催:釧路市立美術館、(一財)釧路市民文化振興財団
共催:北海道新聞釧路支社
協賛:アートギャラリー協力会

ギャラリー