コレクション展 久本春雄の素描
開催概要
久本春雄(1896-1968)は、釧路における先駆的な日本画家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科本科に進学し、師・結城素明(1875-1957)の元で、緻密な写生に基づいた日本画を学びました。1927年の卒業制作では《村童》(東京藝術大学美術館所蔵)が第一席を受賞。卒業後は、東京を中心に作品を発表していましたが、1945年からは故郷の釧路で、後進の指導にもあたりました。
本展では、制作過程をうかがい知ることができる400点以上の貴重な素描コレクションの中から、卒業制作の《村童》(下図)をはじめ、本画もあわせた約60点を一挙にご紹介いたします。制作の第一歩ともいえる作品群から、画家の観察眼や描写力をご覧ください。
開催情報
会期:2020.1/4(土)-2/9(日)
休館日:月曜休館
開館時間:午前10時~午後5時
観覧料:一般140円(大学生以下無料)
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けた方および付き添いの方、65歳以上の釧路市民は無料。
会場:釧路市立美術館Aギャラリー
主催:釧路市立美術館、(一財)釧路市民文化振興財団
共催:公益財団法人 釧新教育芸術振興基金
協賛:アートギャラリー協力会