英国自動人形展 現代オートマタがやってきた!

開催概要

西洋で「オートマタ」とよばれる機械仕掛けの人形は、工芸品として発展し、18世紀〜19世紀にかけて上流階級の間で流行しました。本展は、現代オートマタの先駆的な存在であるポール・スプーナー、マット・スミス、キース・ニューステッドの作品を中心に、自動人形を紹介するものです。

 愛嬌のある姿のオートマタは、ハンドルを回すと、内部の機構が動き、私たちにちょっとしたストーリーを見せてくれます。奇想天外な動きに驚かされることもあれば、ユーモアを交えて表現された日常の不条理に、揺さぶられることもあるかもしれません。

 会場では、こうした自動人形約70点(大部分は実際に動く様子をお楽しみいただけます)とあわせて、デザインやスケッチなどの資料の展示、機構模型を回して仕組みの面白さを体験できるコーナーも設置します。多様な視点で示唆を与えてくれるイギリスの現代オートマタの魅力を、この機会にぜひ味わってください。

展覧会チラシバナー 展覧会の出品リスト

開催情報

■会期   2019/4/27|sat|→6/23|sun|
■開館時間:10:00〜17:00 *金・土:10:00〜19:00
■休館日  月曜日(4/29・5/6 特別開館)
■観覧料   一般 当日券900円 割引券 800円 前売・団体券700円 大学生以下無料
*団体は10名以上 *身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けた方及び付き添いの方は無料

前売券販売所

MOOガイド(釧路)、コーチャンフォー釧路店、コーチャンフォー釧路文化ホール、釧路市生涯学習センター、くしろ演劇みたい会、釧路市民活動センター(わっと)

出品作家

Paul Spooner ポール・スプーナー 1948年〜イギリス生まれ

幼少の頃から機械に興味を持ち、ランカスター芸術大学、カーディフ芸術大学、ゴールドスミス・カレッジ等で学んだ後、代表作「アヌビス」を発表。芸術に携わる多くの人に影響を与え、現代オートマタを代表する作家として知られている。

Matt Smith マット・スミス 1965年〜 イギリス生まれ

エンジニアを志していたがファルマス芸術大学で美術を学ぶかたわら、1980年からオートマタ作家として活動を始める。1986年ポール・スプーナーとともに「Fourteen Balls Toy Co.」を設立。作品の多くは、ポール・スプーナーとの共同制作である。

Keith Newstead キース・ニューステッド 

1956年〜 イギリス生まれ エセックス大学でグラフィックデザインを学んだ後、フィンランドに移り、グラフィックデザイナーとして活躍。帰国後はロンドンでジュエリーデザイナーとして働くかたわら、バイク便のドライバーを10年続けたユニークな経歴の持ち主。特異な才能と表現力により高い評価を得ている。

関連事業

スペシャル・ギャラリートーク

講師:橋爪宏治氏(本展監修者・現代玩具博物館館長)

①4月29日(月・祝) 15時〜16時
②4月30日(火) 10時〜11時
③4月30日(火) 13時〜14時
集合場所:釧路市立美術館ロビー
*事前申込不要・要観覧料

工作教室「紙でつくるからくりおもちゃ」

講師:渡邊聖司氏(釧路高専機械工学分野准教授)

日時:6月1日(土) 10時〜12時
対象:小学4年生〜6年生 30名
費用:材料費500円
場所:まなぼっと幣舞802号室
事前申込制:往復ハガキ【5/19(日)必着】
*申込多数の場合抽選になります。
①住所 ②参加者氏名(1通につき1名) ③ふりがな
④年齢 ⑤電話番号 ⑥利き手 を記載の上、5/19まで
に釧路市立美術館宛にご郵送ください。
〒085-0836  釧路市幣舞町4-28


主催 釧路市民文化展実行委員会、釧路市立美術館、公益財団法人釧新教育芸術振興基金、釧路新聞社後援 NHK釧路放送局、FMくしろ、(一財)釧路市民文化振興財団 協賛 アートギャラリー協力会